今だからこそエヴァンゲリオンを見よう

こんばんは。ギンです。

シン・エヴァ公開延期だってね…。エヴァンゲリオン、いろいろ素晴らしいアニメ見てきたけど、それでもやっぱり一番好きなアニメは?と聞かれればエヴァンゲリオンと即答するぐらいにはエヴァンゲリオン好きで、思い入れある作品だから、とても残念…。

まあ延期はエヴァにとっちゃ恒例行事ではあるから、待たされる事に関しては慣れてるけど、今回は本当にいつ終息するかわからないからね…。

でも、僕らはこれらの事を前向きに考えていかなくてはならない。

前向きに考えた結果、今がエヴァ布教チャンスなのでは?まだ全然エヴァンゲリオンを見てない人でも、今から見始めても間に合う程の有余ができたのでは?と思えた。

ので、今日はエヴァのオススメポイントをまとめていこうかなーと思う!

 

1.どこから見ればいいの?

まず知らない人はここが疑問だと思う。新劇場版とかテレビシリーズとかコミックとか、昔に公開された劇場版とかいろいろあるしどれから手をつけたものか…。と。

とりあえずどれがどの位置にあたるかを説明すると。

 

1995年に放送されたテレビシリーズの『新世紀エヴァンゲリオン


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これが一番根っこ、一番最初に作られた原作である。全26話。

 

そして1997年に公開された『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 シト新生


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こちらはさっき紹介したテレビシリーズから続くものになっていて、DEATH編、REBIRTH編と二部構成になっていて、DEATH編はテレビシリーズの総集編、REBIRTH編はテレビシリーズでは描かれなかったテレビシリーズの25話、26話の裏の話となっている(ここの裏の話という解釈はいろいろ意見があるため、ひとつの解釈と捉えてもらいたい)。こちらは完全新規ストーリーであり、テレビシリーズから地続きになっている。この完全新規ストーリーの途中までを描いたものとなっている。中途半端なところで終わる。

 

そして次に

同じく1997年に公開された『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 Air/まごころを、君に


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こちらはさっき紹介した、シト新生のREBIRTH編の中途半端で終わったものの完全版。25話、26話の裏の話を完全に描ききったものである。THE ENDOF EVANGELEONとポスターにある通り、テレビシリーズから始まった新世紀エヴァンゲリオンはここで完結する。

 

そして次に

1998年に公開された『新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH(TURE)2/Air/まごころを、君に


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こちらは、シト新生で放映されたテレビシリーズの総集編であるDEATH編を再編集したDEATH(TURE)2に加え、REBIRTH編の完成形であるAir/まごころを、君にを合わせた、言うならば、劇場版エヴァンゲリオンの完全版の完全版である。

 

いわゆる『旧エヴァ』と呼ばれるのがここまでの作品である。

 

そこでちょっと横道に逸れて

コミック版『新世紀エヴァンゲリオン


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こちらは原作エヴァンゲリオンのキャラクターデザインをしている貞本氏が書いているもので、原作の原案を軸に書いてあるとの事、旧エヴァのコミカライズと思っていただければよいかなと。話の内容が少し違ったりするらしい。

「との事」、「らしい」という曖昧な表現を使うのは、僕が恥ずかしながらコミック版は未履修のためである。詳しく語る程の知識は持ち合わせていない。逆に言えば、これを見ていなくとも、エヴァンゲリオンは楽しめるという事でもある(前向きに捉えれば)。

 

そして時はだいぶ飛んで2007年からはじまった、「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版」シリーズ。いわゆる「新エヴァ(新ヱヴァ)」と呼ばれるものである。

こちらは旧エヴァとは切り離された、完全に一からスタートしたリメイクとなる。だが、話が大幅に異なる。そのため旧エヴァとは、設定が同じ別作品と考えてほしい。

まず2007年に公開された『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』


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こちらは正直テレビシリーズと話の流れはあまり変わらない。だいたいテレビシリーズの第6話あたりまでを描いている。だが、確実に違う点、続編に関わる重要なキーワードもいくつもあるため、テレビシリーズを見たからこれは飛ばしていいやとは思わないでほしい。

そしてそれに続く2009年公開の『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破』


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こちらは旧エヴァとは大幅な流れの変更がなかった前作の序に比べ、旧エヴァから、かなり大幅な流れの変更が行われている。だいたいやっている事はテレビシリーズの19話あたりまでの話なのだが、もう完全に別物である。

 

そしてそれに続く2012年に公開された『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q』


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こちらはもう旧エヴァのどのあたりの話とは表せない。完全に違う流れのエヴァンゲリオンだ。

これまでがいままで公開されているエヴァンゲリオンである。

これに続く作品が2020年に公開予定であった、『シン・エヴァンゲリオン劇場版:Ⅱ』

なのだけれど、これが今日公開日が延期となってしまった。

 

ここまで長々と書いたが、ここからが、じゃあどこから見たらいいんだ?という話。

僕の理想としては

テレビシリーズ

『新世紀 エヴァンゲリオン 劇場版 DEATH(TURE)2 Air/まごころを、君に

ヱヴァンゲリヲンシリーズ

ちなみにDEATH編は総集編ではあるけど、テレビシリーズを見た人が楽しめる総集編の様な構成になっているため、総集編でテレビシリーズの知識はカバーできないと思われるため、テレビシリーズはしっかり見てもらいたい、逆にテレビシリーズを見ていれば、最悪DEATH編は見なくていい(あくまで最悪)。

 

これが僕の理想ではあるのだけれど。

これは少しハードルが高いと思う。これだけ多いんなら見るのやーめた!ってなるかもしれないため、別ルート。

今後公開予定の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:Ⅱ』に備えて、新ヱヴァンゲリヲンシリーズだけを見る、または新ヱヴァンゲリヲンシリーズを見て、時間があれば旧エヴァにも触れるという道ではある。

ヱヴァンゲリヲンシリーズはリメイクで旧エヴァとは別物であるため問題ないと思われる。恐らく、恐らくだが延期された次回作もそれだけで楽しめる様に作られているとは思う。

だが懸念点もある。

ここからは公式の情報ではなく、ファン側からの推測の話になる。

エヴァンゲリオンには表では語られていない部分が沢山あり、考察が未だに絶えない作品である。その考察のひとつにあたる「ループ説」が今回の懸念点である。

ループ説がどういうものかというと、エヴァンゲリオンの世界はループしていて、新エヴァは旧エヴァの後の世界なのではないかという説である。Qに至るまでで完全にそうだと言える確証はなく、もし裏設定ではそうだけど表立っては最後まで言及しないし、新ヱヴァンゲリヲンだけでも問題なく見れる可能性もあるのだけれど、ループを匂わせるようなシーン、「また三番目」「今度こそ」等のセリフを、初めて会うはずの相手に言うシーンもあり、次回作のタイトルが『シン・エヴァンゲリオン劇場版:Ⅱ』と、ヱヴァンゲリヲン表記からエヴァンゲリオン表記に変わっているところも気になるし、最後の「:Ⅱ」も気になる。これは楽譜に使われる音楽記号で、Ⅱ:の部分に戻り繰り返す時に用いられる。

ここまでおおっぴらに繰り返す記号を使うという事は、もしかしたら、旧エヴァと新エヴァを大幅に繋げてくる可能性も否めない…。

そのため、今までのエヴァを楽しむためには新ヱヴァンゲリヲンシリーズを見るだけでも問題ないと思うが、次回作もそうだと保証はできないという事。

なので、理想は最初に書いた順番。

ただ、ハマらないと見続けなれないという人もいると思う。旧エヴァは話も長いし、絵も古い。もしかしたらとっつき難いかもしれない。そのため、まず見てハマるために新エヴァから見始めて、旧エヴァを見るというのもありだと思う。

そこは各自要検討で。

 

2.どういうところがオススメ?

エヴァンゲリオンは自分と他人というものがテーマとしてある様に思う。

他人と気持ちが通じ合えない、他人が自分をどう思っているのかが不安で仕方ない、人と完全にわかり合える気がしない。他人との距離感がわからない。あとは自分の存在意義がわからない。

などの悩みを持っている人には刺さる作品だと思う。

エヴァは鬱作品だと、評される事がよくあるが、もしかしたら心が元気な人が見ると、ただただ気が滅入る作品かもしれない。

ただ、心のどこかに前述した悩みや、暗い感情を持っている人からすれば、共感できたり、それに対するアンサーが見つかったりする、ある意味救いの作品であると思う。実際自分がそうして救われた。

ただ、その特徴はどちらかといえば、旧エヴァが強く持っているので、そういう部分を摂取したい人は、旧エヴァから見る事をオススメする。

あとは神話好きの人にもオススメできると思う。僕は神話に関してはにわかだから、詳しくは語れないけれど、神話に関連するワードが沢山ある。そこから考察したりするのも楽しい。

あとは、ロボットモノとしても、描写が細かかったり、本格的で、ロボット好きも楽しめる作品だと思う。

あとは、何回か書いたけど、語られていない部分が多かったり、そもそもシーンから読み取れる情報量が多かったり、とても考察しがいがある。そこも魅力のひとつだと思う。

 

と、いった感じに、延期になった今だからこそ、エヴァを見てみようというものでした。

なるべく簡潔に書くつもりだったけど長くなっちゃったなー。

とりあえず見るきっかけになったら嬉しいな。

そもそもどこで見れるんだ?ってのは、申し訳ない、それぞれで調べてほしい。すぐに出てくると思う。質問してくれたら答える。

僕がBlu-rayを全部持ってるから、それを貸すのが手っ取り早いのだけど、何せコロナの影響で直接渡すのが難しいからね…。もし僕から借りたいって人がいたら、とりあえず相談してみて。郵送とかいろいろ検討してみるから。

 

というわけで、エヴァ布教ブログでした。

見た、見たいみたいなコメント待ってるよ!

 

ではまた次の更新で!