中途半端にある才能って呪いだな。

久方ぶりです。ギンです。

これは書くか迷った、すごーーーーーく迷ったけど、なんか寝惚けたテンションで、勢いにまかせて書いちゃえと、だけどやっぱり恥ずかしいからブログにしとこうと。

 

齢25にして老いを感じている。いや、いままでも感じてはいたけれど。

最近謎の首と肩の痛みに悩まされている。歯由来の神経痛と思ってるけど、恐らく日々の不摂生な生活、無理な体制での行動の蓄積で、いままでは若さですぐ回復していたけど、老いて回復が追い付かなくなったんだろう。

カラオケが趣味でよくヒトカラに行くのだけど、あれって結構首肩を酷使するから、それもめっきり行けなくなって、このままもこの痛みが続いたりしたら、いままでみたいに思い切り歌えなくなると思うと悲しくなってくる。

これからは下がる一方なのかと、本当に悲しくなってくる。

僕は自分に自信を持てるタイプじゃないからそんなに胸張って言えるわけじゃないけれど、やっぱり数少ない褒められた事はちょっと自信になる。

だからちょっとだけ、ほんのちょっとだけど歌には自信がある。

たしか最初に褒められたのは小学校最後らへんの合唱の時だろうか、その頃から友達に誘われてカラオケに行く様になって、いままで歌うのは好きだったけど、人前で歌うのはちょっとな…って思ってたのがちょっと無くなってきて、学校で歌う時も本気で歌ってなかったのを本気で歌ってみたら、音楽の先生に上手いねって褒められた。

そこから中学に上がって、スポーツをやりたくなかったの半分、音楽にちょっと興味があった半分で、吹奏楽部に入部した。歌全然関係ないけどw合唱部はなかったから。あったら入ってたのかな。

部活で歌はやらなかったけど、音楽の授業で歌う時は結構頑張った。結果、たぶん個人の力でどうにかなるもんでもないから、たまたまだとは思うけど、合唱コンクールとかは自分のいたクラスは結構いい賞とれてた気がする(曖昧)。

そして時は流れ高校生、流れで吹奏楽部に入るか…?とか思っていたら、入学した学校は吹奏楽超強豪校。入学式のオープニングアクト(?)を見て圧巻された。これは僕じゃついていけない。そう思って吹奏楽部には入らなかった。あと中学で部活がハードだったから、高校では縛られない生活がしたいなーと思っていたのもある。らき☆すたを見て帰宅部に憧れてたのも少しある。帰宅部かあんまり縛りのない部活に入ろうと思っていた。

が、

ところがどっこい、同じ中学だった同期に無理矢理連れられ、コーラス部の体験入部に行く事に、こういうのに行くと入部しなくちゃいけないよな…と思ってしまうタイプのため泣く泣く入部する事に。でも歌うのは好きだったから1/4くらいは嬉しい感情もあった(これ初出し情報)。

入部してしばらくは上手いともてはやされた。最初らへんだけね。

ちゃんと部活としてやってみたら、自分はそんなに上手くない事に気が付いた。

ただ、初見の人にはちょくちょく褒められていたので、まあ中の上くらいの才能はあったのかなと。

中学までの自分はまさに井の中の蛙だったなと。

そしてまたまた時は流れ大学生に。

大学ではバイトをしたかったのもあって、部活だったりサークル活動には手を出さなかった(途中自然消滅したポケモンサークルに一瞬入ったりはしてたけど)。

ただ、授業の一環で、学童の子供と交流する機会があって、そこでギターをやってた友達とコンビ組んで歌を披露したら、子供に上手いじゃんって言われた。ベタ褒めとかじゃなくて、ボソッと出た上手いじゃんだったから何かリアルですごい嬉しかった。

あとは大学時代はよくオタクとカラオケに行った。そこでもちょいちょい褒めてもらえたりして嬉しかった。

たぶんちゃんとやってみたら上手くなかったから、上手い風に聞かせる才能があるのかなーw

あと社会人になって、何番目の職場かは特定怖いから伏せるけど、店内放送をする機会があって、「聞き取りやすい。上手。」と言われる事もあって、歌とは少し離れるけど、声という大きいくくりとしては一緒だから、それも嬉しかった。

 

そんなこんなちょいちょい褒められたりして、夢を見ちゃうわけですよ。

もしかして音楽で、食ってはいけないにしても、ちょっと何か爪痕を残したりできるんじゃないかなーとか。

でも、井の中の蛙って事も知ってる。

だからたぶん自分の悪い逃げ癖が発動しちゃって、僅かな支えとなっている自信が壊れるのが怖くて、挑戦する事をしなかった。

たまにカラオケで歌った生歌を動画で出したりしたけど、もちろん才能が伴ってないのもあるけど、あんまり大っぴらにせずにひっそり投稿したり、才能の無さを指摘されるのが怖かったり、単純に恥ずかしさに負けたり。

そして挑戦する事をせずに、ずるずる、夢を見たり憧れたりするばっかりで、

そしてついにその才能も老いてきて

ずっと心の中で、もしも挑戦していたら、もっと頑張っていたら…っていうモヤモヤが残る。

仮面ライダー555の海堂直也の印象に残っているセリフがある。

「夢ってのはな、呪いと同じなんだよ。呪いを解くには、夢を叶えなきゃならない。でも途中で挫折した人間はずっと呪われたままなんだよ」

僕は海堂の様に夢を本気で追いかけたり、それで挫折したわけではないけど、

同じ土俵で共感する権利などないのだけど、

叶わぬ夢だったり憧れだったりは、ずっと呪いとして心に残り続けるなーと。

そんな話でした。せめてもう歌えないってなってしまう前に、みんなの前で歌えるような状況になればいいなと思う。

やらない後悔はずっと残るよ。

 

あとそのセリフの該当回は仮面ライダー555第8話です。まだ555を見た事ないオタクいたら、とりあえず8話まで見てみてほしい。555はいいぞ。

あと、この話題に少し親和性のあるCreepy Nutsの曲があるから、それも是非聞いてみて↓

 

『かつて天才だった俺たちへ』

https://youtu.be/_dAzUOzWvrk

 

ではでは、今日はこんなところで。

ばいびー。